潮騒

日記

深夜に


パイン味のゴーフレットを食べて、「うまい」と独り言を云った
安っぽいもさもさとした生地にパインのクリームが強烈に香った   フルーツの匂いはとても好きだ
2枚食べた
こう言う時に泣いてしまう人もいるだろうなという気持ちにさせるものだった

なんだか寂しくなって、だれかとお話したい気分だったけど、こんな時にだれとお話すればいいのかわからないし、話すことだって特別にあるわけではない
話すこと無いと連絡も取れないのかともう一人のわたしがわたしの背中や頭に蹴りを入れてくるのだけど、だってそうじゃない
急に連絡してだらだらした話を聞いてくれるほどにわたしに時間を割いてくれる人なんか居ないと思う
携帯電話がなんの役にも立たない

セックスしたくなってくる
会話なんか要らない。ただ、体に触っていたい
喋ることよりもお喋りな体温で人を感じていたい
静かに、そのひとのこころにも雨があるかどうか想像していたいんだ