潮騒

日記

2018-01-01から1年間の記事一覧

12/21

女子高生特有の生意気そうな態度は武器だ。何者も撥ねつける眼差し、大人の介入する余地のない自分たちだけの世界。自分は弱くなく、むしろ無敵だと勘違いしていそうで、大人にもタメ口をきき、友だちを平気で除け者にする。わたしにもそういう時期があった…

12/1

この前の土曜日は小國神社で紅葉を見に行ってきた。濃く色づいた紅葉が散り散りに小川の水面に落ち、さまざまな色を添えていた。道にかたまっている枯葉を靴で思い切り踏むと、カサッカサッという音がして幼少の気分になった。風が吹くといっせいに葉が降っ…

11/28

結局ツイッターをまた再開した。ぼろぼろと感情をこぼすことが耐えられなくなったり、他人の剥き出しに耐えられなくなったりしたけど、くだらない感情をこぼす場所があるということがわたしの支えになっているみたいだ。色々と考え出すと止まらないんだけど…

11/21

冬の冷気が身体の芯にまで浸食してきた朝、懐かしい匂いと光りとともに10年ぐらい前にタイムスリップしたかのような感覚に陥った。この時間や日々を何度も繰り返して、同じようなまどろみが襲う。10年前に何をしていたかという記憶はそれほど無いのに、感覚…

11/20

胃痛と耳痛と頭痛と体のだるさと重さがすごい。何かを無理しているのか、原因が何なのかよくわからない。座るのもしんどい。本屋で岩倉文也の詩集を取り寄せたから明日買う予定。今はそれが楽しみ。岩倉文也のツイートは整合性がないようで安定して一貫した…

11/19

ツイッターで、ぼろぼろと思ったことをそのままの言葉で吐き出すことがなくなって、自分のなかに生まれた思いなどを大事にしようと試みている。吉井さんが言っていたように、スマホは自分の世界を狭くするっていうのは本当のことだった。もともと狭いのがさ…

11/18

ショッピングモールのフードコートでB’zの「いつかのメリークリスマス」が爆音で流れていて感性が死んだ。わたしは玉子あんかけうどん、彼はサラダうどんを食べていた。目の前に親子連れがいて、お母さんは赤ちゃんを目一杯あやしていた。赤ちゃんはとても嬉…

11/14

自分の隙間を自分で埋めることができなくなっていることに気づいて、電車にすわってスマホを見つめる半開きになった女のくちを見て悲しくなったりした。満たされようと思って、物や人に囲まれていれば満たされると安易に考えて街に行ったのがいけなかった。…

10/1

今回の台風で初めて身の危険を感じた。今までニュースでしか見たことのない、家が倒れたり潰れたりということが私の家にも起きるかもしれないと本気で覚悟した。それくらいに酷い雨と風で、家も揺れた。小さい地震がずっと続いてる感じ。怖すぎる。衣類やタ…

9/30

香りの博物館でやってるコーヒー展に行った。様々なコーヒーの香りを嗅いだ。ミルの体験もした。いろんな人が回すからレバーが少しズレていてうまく回らなかった。ゴリゴリとした音が響いて、焙煎豆が粉々になって渦になって落ちていく。 空っぽのゴミが綺麗…

9/29

金木犀の香りが街中を包んでいる。台風ですべて散ってしまうのかと思うと悲しい。 あんなに小さい花なのにどうしてあれだけの香りを放てるのか。 きのうはギリギリ私の家にも月明かりが届いた。きょうは雨。 CDをパソコンに取り込んでiPhoneに同期させる作業…

9/21

夢をよくみる。信じられないくらいに変な夢ばかりを見る。たった6時間の睡眠時間のあいだに3つくらい見るから、夢日記に書くのが面倒になって覚えていても書かずに結局2日で内容を忘れる。他の人は夢をどれくらい見るのだろう。 夢の中のほうが現実世界より…

9/21

月1の週間でメンタルとホルモンバランスをやられて貧血になり気分が落ち込みまくっている。 自然や生き物は人間の暮らしを支えたり豊かにするけれど、人間が、自然や生き物を支えたり豊かにすることはないんだよなと。絶滅危惧種の動物を保護したりするのは…

9/2 , 9/3

誕生日に彼と伊豆へ旅行に行った。恋人岬に行って、近くのホテルに泊まって、翌日は三島でオムライスを食べるというコース。電車で行こうか迷ったけれど結局彼の車で向かった。イエローモンキーのライブDVDを流してくれて、それを見つつゆっくり車は進んだ。…

8/31

ショッピングモールの休憩所にある自販機で苺のチーズケーキ味のアイスを買い、食べた。読みかけの本をひらく。数行読むごとに頭はシャットダウンの準備をはじめる。眠れ、眠れとからだに命令を下し、わたしは自分の意思とは関係なく強制的にまぶたを閉ざさ…

世界を止めて

先日、ザ・コレクターズの「世界を止めて」を聴いてからその衝撃が今も抜けない。 一見、甘ったるい恋愛ソングのようだけどじっくり聴いてみるとそうではないことがわかる。憶測にすぎないけれど、この歌詞に出てくる2人は周囲に知られてはいけない関係性、…

8/22

このあいだ、夕飯にアボカドが出た。刻んだキャベツの上にスライスされたアボカドが乗っていた。今までわたしはアボカドが食べられなかった。いわゆる食わず嫌い。通称「森のバター」と呼ばれるそれは何の抵抗もなく箸で裂くことができる。「バター」と呼ば…

8/20

朝食にフレンチトーストを作って食べた。片面10分ずつ卵液にひたし、いっぱいに吸い込んだ食パンは黄色くぷるぷる光っていた。バターがないからマーガリンひとすくいを、あたためたフライパンに落とし、フライパンを持ち上げ左右ななめに動かしてマーガリン…

8/19

録画したNHKの「SWITCH」という番組に、女優のミムラとライフネット生命を起業した出口浩明が出演していた。(3月3日の放送) 2人ともとても読書が好きで、聡明で柔軟で思慮深い印象を持った。たくさんの言葉と触れ、人と触れてきたからこそ滲み出る知的さ。…

8/18

どれだけ素晴らしい小説を読んでも、芸術作品に触れても、それを受け止めこころに留めておくだけの力がもうわたしには無い。すべてがすり抜けて、流れてしまう。言葉にすることも、思い出すこともできない。人間的な欠如を感じる。夕陽を見たって、夕陽はす…

8/17

秋の気配がおとずれた。それはなんの前触れもなかった。日射しの明度が落ちて、気持ちをすっと沈めてくれる。涼しい風が吹いている。北海道のある場所では初雪が観測されたらしく、衝撃的だった。 季節はもう0か100しか無いのだろうか。台風だってまた近…

8/9

風が吹いても熱風だからまったく涼しくなくて、からだの熱がどんどん上がる感じ。日差しも強くて、こんな嫌な日がいつまで続くのかとうんざりする。横断歩道で待っていると。蜂のような大きさの黒い虫が左折した車のフロントガラスに思い切りぶつかり地面に…

8/8

吉井和哉がブログに静岡の街中を写した写真を載せていて、居ても立っても居られなくなったわたしは静岡の街中に行った。電車に揺られて10分。少し雨が降った。台風が近づいているらしいけどこっちには影響がない。駅前の交差点をめざし、歩く。横断歩道が青…

8/7

きのうは遠くで雷が鳴ったり止んだりしていたけれど、今日は曇ったり晴れたりの繰り返し。忙しく目まぐるしく変わる。少しだけ涼しい風が吹いていて、漕いでる自転車を押してくれた。あちこちに蝉の死骸が落ちていて、轢いてしまいそうになる。轢いたらきっ…

8/4

昨日は彼と、清水港に来た海上自衛隊の護衛艦「いずも」を見に行った。 一般公開されていて中に入ることができた。 エレベーターに乗って、上にあがった。 床が動いて大勢の人がいっせいに動きだす様は見ていて楽しかったし、 乗っても楽しかった。みんなが…

無題

夢中になって、見つめて、肌を感じて、汗をあびて、呼吸して、熱を持って、 時間が経つことを忘れて、笑顔になって、しあわせを固めた物をお互いに差し出しあっても、終われば何も無かったかのよう 抜け殻みたいで、 からっぽを感じる 薄暗くした部屋のオレ…

命日

殺人的な夏、横断歩道の白線がまぶしすぎて目に突き刺さった 花は枯れて、虫も飛ばない 温暖化が進むから少しでも冷房を控えようにも冷房をかけないと死んでしまう いのちの危険が迫る もう何人の人が熱中症で死んだだろう 去年はこんなに暑くなかった気がす…

7/27

最近の楽しみは、「セブンルール」という番組を観ること。 毎回様々な職業に就いてる女性たちが登場し、自分に課している7つのルールを紹介していく番組。録画したものをそのままにして観るのを忘れていた、校閲の仕事をしている人の回を観た。牟田郁子さん…

万引き家族

この前の土曜日に「万引き家族」を観に行ってから、気持ちが戻らない 言いようのないザラザラした感情 からだでも、お金でもなく、犯罪で繋がっていた家族 みんな孤独だった 押し潰されそうなくらいに 始まりは犯罪だけど、本当はみんなこころが欲しかったん…

甘い飴の雨

暑くなったり、そうでなかったりして、梅雨が近づいてくる。 今日は気温が30度の場所もあるらしく、春と夏の境がどんどん曖昧になってるなぁと感じている。冷たいものを飲みたいときもあれば、温かいスープを飲みたい日もあって、季節に左右されている。常に…