潮騒

日記

2016-01-01から1年間の記事一覧

愛のための

知識があるから何だって言うんだろう。人のために、愛のために役立てる知識で無ければ持っていたって荷物になるだけ。知識を得ることは目的ではなく、愛のための手段だということ。 わたしの知ってること、この前バイト先で、Excelを使うときCtrlキーと+を…

ルーツ

中学生の頃に書いてた詩のノートが出てきて、純粋さが懐かしくなってぼろぼろ泣いた。今よりたくさんのゆたかな感情を持っていた。今のわたしが書く言葉よりもずっと生き生きしていて、詩を書くことで救われていた自分がいたことをまた思い出させた。そこに…

少し明るくなる

咳が出る。鼻詰まりもある。風邪だなぁ、完全に。肌寒い夜にも半袖を着て眠るからだ。原因はわかっている。 学習することをしないからいつまでもその日の気分を優先してしまう。学習すれば寒い日には温かくするということができるはずと思ったけど、そんな当…

もう、冬。

ツイッターにかなしみを感じてしまいやめようと思って数日やめてはみたものの、5年間続けてきたものを急にやめることなんて出来なかったし、わたしがいなくなっても誰も何も思わずタイムラインは流れていくという事実に耐えられなかった。好きなフォロワーさ…

安曇野ちひろ美術館

昨日から長野県安曇野市に出かけていた。昨日の昼ごろに出発して、夜は健康ランドにお泊まりして過ごした。お泊まりするのなんてすごく久しぶりでわくわくした。お風呂はそれほど広くなかったけれどシャワーが蛇口を捻ればずっと流れていたからよかった(行…

スーパーマーケット

帰り道、近所のスーパーに寄った。果物が高く積まれて良い香り。わたしの顔ぐらいある大きな梨がひとつ置いてあった。笑いながら何かをぶつぶつつぶやいてるおじさんがドリンクコーナーでカフェラテを一心にかごに入れていた。一瞬だけあたりに緊張が走る。…

お風呂のなかで急に寂しくなって、寂しいって言いながらぼたぼたと涙を流して、そのまま流しっぱなしにした。思い出というか、感覚に締め付けられている。息が苦しくなって、頭がぼーっとした。自分の腕で自分を抱きしめるしかなかった。きつく。 わたしはよ…

夜闇

触れ合うだけでこころは全部通じるものだと思っていたのに、抱き合ってもふたりの間にはちゃんと暗がりができていて、そこは最後まで埋まることがない。身体のなかは限界があるし、わかるから安心するけれど、こころには限界が無かった。中心に触れたくて確…

真夏の通り雨

パン屋のアップルパイ。カスタードクリーム入りで嬉しい。オーブントースターで焼き直すとカリカリ、サクサクしてたまらない。幸せな時間。 借りたDVDを返却して、また借りる。借りる→返却→借りるの繰り返しがあるからずっと映画を観ることができる。今まで…

フォレスト・ガンプ

トム・ハンクス主演の「フォレスト・ガンプ」を観た。 フォレスト・ガンプ 一期一会 [DVD] 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン 発売日: 2004/11/26 メディア: DVD クリック: 5回 この商品を含むブログ (37件) を見る 主人公のフォレストは知的障害で、…

雨粒

相手に興味を持たれていたのに、それが段々と薄れていってしまうのを感じてしまうことがとてもつらい。高校生のときに好きだった男友達のプロフィール画像を見て、恋人がいるんだなって気づいてしまった(本当かどうかわからないけれど)。もう2年くらい会…

無題

男の人からの愛を求めているけれど、求めている時点で少しだけもう失っている。

クロワッサンで朝食を

クロワッサン(カスタード入り)を食べながら、「クロワッサンで朝食を」という映画を観た。 エストニアに住むアンヌは介護していた母を亡くした折に、知り合いからパリで家政婦をしないかと持ちかけられる。学生時代にフランス語を必死に勉強していた経験を…

無題

夜、テレビを消すと、辺りはこんなにも静寂に包まれているのかとびっくりする。いつもどれだけ音にまみれて生活しているのかがわかる。急な静寂に、耳が少しキンと痛む。風の音も、人の息遣いさえ聞こえない。わたし以外の世界がすべて消え去ってしまったか…

愛かもな

その人が言った言葉や物が、自分の生活の中で特別な意味を持ったり、キラキラして見えることがあって、わたしも誰かの生活の中に溶け込むあらゆる物や言葉をそこだけ周りが無くなっているような、白く浮き上がって見えるような、涙を誘うような、そんな特別…

自分の顔

雨が降って、外では猫同士が喧嘩している。母が剥くみかんの匂いが居間に漂い、皮の飛沫がテーブルに散る。 池田晶子の哲学エッセイを読んで色々と考えていたら頭が爆発しそうになった。考えることは楽しいけれど、考えることのない毎日はいかに楽か思い知る…

グラン・トリノ

昨日から天気が悪くなるということを聞いていたから、出かけようと思っていたけど中止にして、母が借りてきたクリント・イーストウッドの作品「グラン・トリノ」を観た。 グラン・トリノ [Blu-ray] 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ 発売日: 2010/…

金木犀と桜

微かに金木犀の匂いが漂うなか、気温は真夏並みで季節がぐちゃぐちゃ。空は高く感じて秋らしいのに入道雲があったり、母からは「桜が咲いてた」と写真が送られてきた。 このままだと、晴れてるのに雪が降るとかそんな現象も起きてくるかもしれない。異常だと…

アデル、ブルーは熱い色

ツイッターに悲しみしか感じなくなったから、離れてみることにした。アンインストールしただけで少しからだが軽くなった気がする。膨大な言葉の数に目や頭が追いつかない。視覚を酷使して、雰囲気だけで判断している。人の感情が唯一伝わってくるのは怒りだ…

見逃す

本屋で、斉藤孝 著の「孤独のチカラ」を立ち読みした。最近、自分は物凄く淋しい人間なのではないかと気を落としていたのだけど、孤独だからこそできることもあるし、孤独でいることはとても良いことなんだと思わせてくれた。改めてじっくり読みたい。本の力…

情報など

情報がわたしの中で猛スピードで過ぎる眺める余裕すらなく。かなしむことも、たのしむことも。 情報など要らない。何のためにあるのかわからない芸能ゴシップや事件の報告で頭は勝手に回転される。 情報の海に溺れて、すぐに顔をあげることができるけどわた…

傘もない

傘もささずに寄り添って歩く恋人たちの周りだけ雨が降っていないように見えた。 わたしの顔を好きだと言ってくれた人がいて、目が小さいと笑いながらもわたしを愛してくれた人がいて、詩が好きだと言ってくれた人がいて、会いたいと言ってくれた人がいて、実…

蝶の死骸

道端に葉っぱが落ちていると思ったら蝶の死骸で、何度か立ち止まって眺めたことがある。生きていることのしるしを無くした蝶はほんとうに植物みたいに羽根が風にゆられて淋しい。どうしてこんな道の上で死んでしまっているのだろう。花は道よりも高いところ…

映画の秋

台風を境に急に気温が低下して気持ちもなんとなく落ち着かないのだけど、秋はわたしが産まれた季節だし、一年のなかで頭の中がスッキリしてくるのは秋だ。読書の秋とかスポーツの秋とか、何かを始めるのに最適なのは頭の中の熱が少しずつ冷めていくからだと…

思い出

昨日はツイッターで知り合った人と伊豆・三津シーパラダイスに行った。 子どもにも大人にもくらげは人気だった。多分最後に行ったのは小学生ぐらいのとき。それ以来だから、もっと広いと思ってたのにあっという間に終わってしまった。 イルカショー。 イルカ…

痛み

感情がざらざらしていると感じて、ああそうだ、これがこころというものだった 見えないし、触れないのに、不思議と感じることができる 立体としてこころがわたしの中に存在する ひととのふれあいでささくれ立った皮膚を、ひととのふれあいで治癒させていく …

8月30日

雨がたくさん降ったあとの晴れた青空には雲がひとつもなくて、ガラスのようにピタッとして、つるつるしている。そう感じる。夢を見てるみたいだなとも思った。風が強いけれど暖かくて、のどかな昼下がり。前にも嗅いだ匂いがする。 日記の書き方を忘れてしま…

先週の日曜日は山梨県の笛吹市に行って桃を食べてきた。食べ放題。 わたしは車に酔いやすいから景色を楽しめるのは最初のうちだけで、あとはイヤホンをして眠ってしまう。免許を持っているのに運転が下手だからわたしはただ乗っているだけ。揺られながら2時…

隔たり

他人との隔たりを感じることができるから自分は自分のかたちを持つことができる でも、わたしたちは強迫観念的にその隔たりを許せない 自分が孤独になることに酷く臆病で、そんなことあってはならない 好きな人はわたしと一緒になるべきだし壁などあってはな…

雨に反応する

梅雨なのに雨がたくさん降ることは無く、小雨が降ったり止んだりしている。土と草が雨に反応した匂いがたちこめる。わたしのたましいは少年少女自然の家に行き着くから、こういう匂いにわたしもしっかり反応してしまう。恋心はあそこでストップしている。 さ…