潮騒

日記

10/20

 

本屋で「死にたいけどトッポッキは食べたい」を立ち読みした。気分変調性障害を抱える著者による治療記録のエッセイ本。ページをめくっていくと、これは私のことなのではないのか?と思い、少し泣きそうになるのをこらえながら読んだ。明るくいられる(演じられる)けれど憂鬱を感じるという、幸福感はあるのに虚しいという、死にたくなるけどちゃんとご飯は食べるし求めているという、そういう中途半端な状態でも病気になりうるんだ、病名がつくんだと知ることができて気持ちが少し軽くなった。ものすごく明るい部分だけ、ものすごく暗い部分だけを見つめてしまうけれど、そうではない状態を見つめるのも大事なこと。すぐ落ち込んで死にたがる、これは私の性格なんだと思っていたけれどもしかしたら違うのかもしれない。靴下とお菓子と一緒に、御守りとして剃刀を買う思考は正常じゃないのかもしれない。金欠のため購入は見送ったけれど給料が入ったらちゃんと買って読みたい。