潮騒

日記

4/18

 

どこまでが私の身体。どこまでも伸びているように見えるけど、何かのリボンで、ロープで、縛られている。ここに居なさいと。体と空気の境界線を決めるあなたの存在。ここに居ることの悲しさと温かさで景色は色づく。雨が降っている。光りで窓が白くなる。朝だと認識する。シーツの冷たいところを探るように、心の隙間を触る。渇いた夢を見た。砂地だらけの。歌をうたっていた。他人の感情なんて知らない。