潮騒

日記

東京


バトルだった。いかにうまく人をかわせるかのバトル 。そんなのみんな慣れていた。矢印にも忠実だった。中学生がサングラスしてた。外国人も居た。キャリーバッグが邪魔だった。都心部はビルだらけだったけど、少し離れてるところは地元の街並みとそんなに変わらなくて驚いた。東京の人は電車のなかでおしゃべりしてなかった。よろけてぶつかっても全然怒られなかった。田舎者はしゃべってた。みんなどこかに吸い込まれていくように目の前から消えて行ったり、また現れたりした。暑さでうんざりした。
新幹線のなかで、先日新幹線の車内で起きた焼死体事件のことを考えていた。こんななんでもないありふれた時間のなかで、あんな事件って起こり得るものなのだろうか。どの事件にも言えることだけど、そんなの考えられないよなぁとぼんやりと外の夕焼けを眺めながら思った。

久しぶりにマックのハンバーガーを食べて妙にほっとしてしまった。