くちびるを失くす
くちびるがなかったらいいなと思うことがたまにある
要らないことまでべらべらとしゃべる自分が嫌い
口うるさく相手のきもちも考えずにあれこれしゃべる人からもくちびるを奪ってしまえば、少しは平和になると思う
でも、こんな提案だって相手のきもちを考えずに自分のことしか頭にないやつの戯言だけど
わたしは、優しく話しかけてくる人しか好きになれないし、接することができない
そこにあるのは信頼関係ではなく、ただわたしが傷つかないための方法しか残されていなくって、そういうところをびくびくしながら渡っていってるにすぎない
。怒られるのも、相手の顔色が変わるのも嫌で、自分でつくった棚のなかに好きな人だけを並べた世界で満足していたい