潮騒

日記

突き刺さる



人の目がひとつ目になって、無遠慮にわたしのことをじろじろと見てくる感じがしてたまらなく嫌
笑顔が固まってきている   口の中は空っぽだってバレてしまう
希望の言葉は眩しすぎて気持ちが悪い
一切の汚れ無しに獲得した言葉ではないことはわかっているけれど
からだに染み付いていないからいつだって無いことになる
希望の歌も言葉もおぼえているけれど、忘れてしまう

リカちゃん人形みたいに、シルバニアファミリーのお家みたいにキラキラとして色褪せない、そんなモラトリアムを抱えた地獄絵図
汚れのない、わたしだけの部屋はいつも誰もいない
また腕に傷をつけた
浅いからすぐに治るけれど
どうしていつまでも自分でこころまでも傷つけているのだろう

「進まないことは、止まってることではなく、退転していることと同じ」

胸に突き刺さる