潮騒

日記

無題

夜、テレビを消すと、辺りはこんなにも静寂に包まれているのかとびっくりする。いつもどれだけ音にまみれて生活しているのかがわかる。急な静寂に、耳が少しキンと痛む。風の音も、人の息遣いさえ聞こえない。わたし以外の世界がすべて消え去ってしまったかのように感じる。孤独を感じるかというとそれはない。孤独でいることと、孤独を感じることは違うことだ。