潮騒

日記

雨粒

相手に興味を持たれていたのに、それが段々と薄れていってしまうのを感じてしまうことがとてもつらい。高校生のときに好きだった男友達のプロフィール画像を見て、恋人がいるんだなって気づいてしまった(本当かどうかわからないけれど)。もう2年くらい会っていない。あんなにわたしと寝たそうだったのに、わたしも寝たいと思っていたのにそれは叶うことなく時が過ぎてしまった。頻繁に来てたメールも途絶えて、返信すら来ない。わたしへの興味が消えてしまったんだと感じる。何か悪いことでもしてしまったんじゃないかって考えるけれど、わからない。何だったんだろう。たくさん女の子が居るなかでわたしと寝ることを選ぼうとしたその事実が今では幻だと感じる。

 

近所のパン屋で殺人未遂事件が起きたらしい。身近にそんな事件は一生起きないと思ってたと弟は驚いていた。

そうだ。誰もがそう思ってるに違いない。けれど事件は起こる。人の気持ちの深いところで燃え上がる憎悪は誰にもわからない。だから、そんなことするような人には見えなかったと誰もが言う。

 

ずっと霧雨が降っている。時々止むけれどふっと気づいたらまた降っている。雨を見ながらコーヒーを飲んだ。飼い猫の毛に霧雨の粒が乗ってキラキラ光っている。

 

先日注文した本が届いた。

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・最後の喫煙者  筒井康隆

・働く男  星野源

・思い出トランプ  向田邦子

・オリーヴ・キタリッジの生活  エリザベス・ストラウト

・遠い朝の本たち  須賀敦子

・海に落とした名前  多和田葉子

 

本棚に入らなくて困っている。