潮騒

日記

フォレスト・ガンプ

トム・ハンクス主演の「フォレスト・ガンプ」を観た。

 

フォレスト・ガンプ 一期一会 [DVD]

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主人公のフォレストは知的障害で、歩くことが上手にできない病気にかかっていた。バカだとかうすのろだとか言われていじめられるけれど、あなたは普通なのだ周りと違わないのだとたくさんの愛情を注いでくれる母親と、自分を助けてくれたジェニーという女の子の幼なじみが居た。

フォレストは上手に歩けないため装具をはめて歩いていたが、ある日いじめっ子に追いかけられたとき、ジェニーに「走って!」と言われる。最初はよたよた歩きで逃げるだけだったが足を動かすごとに装具の部品がひとつひとつ外れて、しまいには装具無しで全速力できるようになる。

装具の部品が外れていくシーンは、フォレストがこれから自分の運命を自分で決め、自分の道を自分で歩くことができるようになった、もしくはできるようになるという表れなのだと感じた。

 

フォレストはうすのろかもしれないけれど、自分が判断したことには常に一直線で一生懸命。人の悲しさがよくわかり、優しさを忘れない。純粋で悪意など無く、人を決して裏切らない。だけど大切な人を傷つける人に対しては暴力も厭わない。とても一途でまぶしい。人々は、そんなフォレストの信頼や愛情に救われる。人間の本質に、知能が高い低いなど関係ない。

「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで中身はわからない」

母親がフォレストに、人生のことを説明した台詞。この台詞にこの映画の良さが詰まってると思う。