潮騒

日記

窓から見える木漏れ日


今日から朝起きたらラジオ体操をすることにした。いつまで続くのか。
ラジオ体操1日目。気分が良い。

「i読書力」というアプリをダウンロードした。大宰や宮沢賢治夏目漱石などの文学作品を電子書籍化してそれをまとめて読めるというもの。電子書籍を常に馬鹿にしてきたけれど馬鹿にしてるだけで試してみないといけないなと思い直して。感想はまた今度。

午前中は家の掃除など。お昼ご飯を食べたあとは図書館に行った。二階堂奥歯の本に出てきた、赤江瀑の「虚空のランチ」をちょっと読んだ。おもしろいのだけど分厚くて読み進めるのが大変だなと思った。分厚い本は手が痺れる。
「俳句とエロス」(新書)、荒木経惟「東京人生」、雑誌「文藝」、雑誌「文學界」、雑誌「美術手帖」、雑誌「月刊美術」を立ち読み。
美術手帖春画特集。ほしいなと思った。買おう。エロには抗えない。
月刊美術をパラパラ見てたら美術館に行きたくなった。浅村理江と、谷口朋栄の絵が良いなと思った。画集があればほしい。
イヤホンしながら本を読んでるかっこいい人がいて、ちらちら見ながら本を読んだ。いつだってアンテナを張ること。そして見つけたら直ちに妄想を膨らまし、欲求の穴を埋めること。でも本当は好きだなと思う人に触れたい。靴下でもいいから触れたい。その人は綺麗な深緑の靴下を履いていた。
窓から見える木漏れ日も綺麗だった。

何も借りなかった。

帰り道、バスに乗ったらバスの車体にミラーをこすりつけた車がいて接触事故。運転手さんずっとため息ついてて同情した。警察呼んだりするのかなと思ったら接触してきた車は信号変わった瞬間、そのまま逃げてしまった。こんなことあるのか。わたしも他の乗客もびっくり。運転手さんはナンバーを覚えたみたいで、どうするかはわからないけど多分、被害届け出して警察に調べさせれば車の持ち主すぐに割り出せるんだろうね。お気の毒に。当て逃げの罪ってどうなるんだろう。名前も顔も知らない人の行方が気になった。

駅前のドラッグストアでプリンを2つ買った。けれど、レジの人のミスでプリン1つの会計しかしてない。レシートを何度読み返しても1つの値段しか払ってない。わたしは葛藤した。そのまま帰るか、引き返してもう1つの値段を払うか。この2つのうち1つはお母さんにあげるものだ。このままでは万引きみたいではないか?というか万引きではないか?万引き同然のものをお母さんにあげるのか?店員のミスだとしてもタダで持って帰るわけだから。たった130円でも。
わたしは引き返して払った。自分でも真面目すぎると思う。お詫びにって高いシャンプーの試供品をもらった。
これで良かったんだよね。と言い聞かせて帰った。わたしは正しいことをした。と言い聞かせて。