潮騒

日記

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むしょうに煙草が吸いたくなった。

弟のを拝借して、火をつけて吸ってみた。

風が吹いてきて、煙りがすべてわたしの顔を覆う。

わたしのくちから、鼻から、得体のしれない煙りがでてくる。

肺いっぱいに吸うこともできないまま、指先に臭いが染み付く。

わたしはまったく煙草の似合う女にはなれないんだ。

髪の毛にも臭いがついたからすぐお風呂に入った。