潮騒

日記

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「優しさは体力がいる」という言葉を目にして、その通りかもしれないと思った。焦燥感や虚無感や倦怠感は人の心の体力を侵食して無にしてしまう。普段は優しい気持ちを持っていても、体力が無になっていたら何もできない。その日常の些細なことで、「自分は全く優しい人間じゃない」と思い落ち込んでしまう。力がいることなんだ。気遣ったり、尽くしたり、愛を注ぐということは。自分に愛を注ぐことも、体力が無ければいけないだろう。