潮騒

日記

ルーツ

中学生の頃に書いてた詩のノートが出てきて、純粋さが懐かしくなってぼろぼろ泣いた。今よりたくさんのゆたかな感情を持っていた。今のわたしが書く言葉よりもずっと生き生きしていて、詩を書くことで救われていた自分がいたことをまた思い出させた。そこには素直な言葉でその時の思いが綴られていた。

「地球はひとつだけど、世界はひとつじゃない」とか、「感情はすべて他人との間に生まれる  君が抱えている孤独という感情も他人との間から生まれたもの  決して独りなんかじゃないよ」とかね。文字にすると当たり前に思うことや恥ずかしいことでも、普段はすっかり忘れてしまっていることだらけで、ハッとさせられた(自分の詩だから何言ったって自由だもんね)。その頃のわたしは何に感動してきたんだろう。ルーツを知りたくなる。